Re: 尿蛋白。


投稿者 ボマー (218.123.144.108) 日時 February 09, 2004 at 13:13:34:

回答先: Re: 尿蛋白。 投稿者 タロー 日時 February 07, 2004 at 03:05:36:

>>1.あるホームページによると、尿蛋白の"+"は300μg/mg creに相当すると書いてあった
>>のですが、私の場合はそれに比べると値が低いように思います。微量アルブミンの他にも
>>尿蛋白をプラスにさせる要因は考えられるのでしょうか?

殆どがアルブミンですが他にもありますよ。蛋白分画と言う検査をすればアルブミン以外の
ものの量も知ることが出来ます。

>>2.また微量アルブミンは必ず糖尿病性腎症に由来するものなのでしょうか?

いい質問ですね!腎臓の糸球体障害によると考えられているので、糖尿病以外でも上昇する
可能性はあると思います。全てが解明されてはいないのです。但し尿アルブミンが糖尿病性
腎症の重要な指標であるということは間違いがありません。

>>3.腎機能という意味では血清クレアチニン(現在0.9)も重視されると思うのですが、指標
>>としてクレアチニンと尿蛋白、アルブミン、どれが最も重視されるものでしょうか?

まあ全部なんですが(笑)、アルブミン尿の次に蛋白尿、そしてクレアチニンの上昇と言う
パターンを取ることが多いです。

>>4.今までの健康診断を見てもHba1cの最高値は6.1(昨年11月)、あとは6.0が一度あった
>>のみで、他はずっと6未満です(更に言うなら2000年以前はずっと5未満です)。Hba1c
>>のコントロール的にはかなりいい線だと思うのですが、それでも糖尿病性腎症は防げない
>>のでしょうか?今の食事制限を守っていたら病気の進行を抑えられる可能性はあるのでし
>>ょうか?

HbA1c6は良いコントロールとは言え一応正常値を越しています。アルブミン尿の段階は非
常に初期です。まずまず妥当かも知れません。
血糖コントロールがおっしゃるように一番の予防策である事も間違いではありません。
それでも動脈硬化の要素が他の人より高い場合は早めにアルブミン尿が見られる可能性があ
ります。

>>5.糖尿病性であってもなくても腎臓の治療は同じなのでしょうか?(糖尿病性でなければ
>>先生の専門領域外かもしれませんが...)。

薬物療法は似たようなものですがネフローゼ症候群等では免疫抑制剤を使用したりするので
原因を確実に知るためには腎臓のバイオプシー(生検、一部組織をとって顕微鏡でみる)が
必要となります。


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