Re: 21世紀の患者達と私


投稿者 ボマー 日時 1999 年 10 月 11 日 21:42:58:

回答先: 21世紀の患者達と私 投稿者 カルシウム 日時 1999 年 10 月 10 日 16:00:36:

いらっしゃいませ(^-^)>カルシウムさん

 そう云われれば実際問題自分が中学,高校いや大学の時ですら食事のバランスって云うものは
考えていませんでした.
 安く早くボリュームがあると云うのは重要なファクターでしたね.その上おいしいと云われる
ものは必ず口当たりが良いように脂質や砂糖,塩分を多く含みますし.

 しかしどうでしょうか?食事を管理する人の問題,それは時によって親であったり,兄弟であ
ったり場合によっては自分自身であったりする訳ですが総ての人が,特に若い人がそれを管理し
なくてはならないのでしょうか?勿論統計学的に調べたりしたら意味はあるでしょうが(どう云
う食生活だから長寿であるとか,ある地域はこの疾患が少ないとか).
 私も時々学校の栄養指導のパンフを見せて貰ったりしますが啓蒙のためには必要な事であると
思いますし,そういう事が全体としての食事の意識を改善していくのでしょう.
 それでも現代の健康に於いて食事の問題が総てのファクターとは思えませんし実際問題コンビ
ニ等で簡単に廉価で食物を購入出来る等と云う事が総て悪い事だとは思えません.その他の集会
所的な役割もあるでしょう.また,一人暮らしの老齢者にとっても重宝なものだと思います.
こう云うと医者特に糖尿病医ともあろうものが…と顰蹙を買いそうですが,病気にならない人は
ならないし,残念ながらその素因のある方は過食等によって糖尿病を発症してしまいます(2型
の場合).医療の問題がその人にとって一番の問題であるかどうかも愚かにも私には判りません
し(内部にいるとますます判らなくなってきます)自分の出来る範囲の事だけで精一杯です.

>>もっともっと生活習慣病の一次予防に力を注いだ政策を期待しています。

おっしゃる通りですがここではちょっと荷が重いですね(^-^)
正直云ってそこまでの事は考えていません.まあちょっと糖尿病の方の疑問に答えられればいい
かな?と思っている程度です.
 ところで肥満の専門の先生が以前面白い事をおっしゃってましてね,それは肥満になりやすい
体質と云うのは現代では生活習慣病にとって不利であるが,もしかしていつか飢餓時代が来たと
きにそれが却って役立つ事があるかもしれないので,この体質を(もし可能だとしても)遺伝的
に消してしまうのが正しいのかどうか自分には判らない,と云うような内容です.勿論糖尿病状
態にとって肥満がいいと云っているのではありませんので念の為.
 おそらく正しい事とは将来的には糖尿病発症因子の発見とその発症の防止だと思います.それ
は恐らくGeneticな領域に入るでしょう.現代ではおっしゃるように総ての人に食事習慣の改善を
訴えるしかないのでしょうが…正直云って私には判りません.
 問題提起有り難うございました.今後とも宜しくお願いします.


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