投稿者 ボマー 日時 1999 年 9 月 04 日 16:44:47:
回答先: 質問してもいいですか？ 投稿者 green 日時 1999 年 9 月 03 日 23:07:17:
あ，どうも．いらっしゃいませ(^-^)＞greenさん
まず成長期の子供さんの治療原則は十分な食事摂取と，十分なインスリンです．一般的に
体重当たり1単位前後は必要になりますが，勿論個人差はあります．HbA1cが8.3%と高いので
インスリンがもう少し必要な気がします．但し食事も食べられないものは食べられないので
無理にカロリーを上げても仕方ありませんね．普段より食事が少ない時は一種のシックデイ
と考えてインスリンの量の調整や間食等の摂取を考えなければなりません．
子供さんにとって低血糖は身体上でも精神上でも良くありませんのでなるべく防ぐべきで
すが，インスリン注射をしておられてコントロールを良くしようと思うと避け得ない事でも
ありますので，せいぜい回数を減らすよう注意してあげなければなりません．
さて，もう子供さんも小学６年になられたのですからそろそろインスリン強化療法に変更
すべき時期かもしれません．と云うより良好なコントロールの為には必須ですし，より細か
なSMBG（自己血糖測定）や即効型のインスリンの頻回注射により，現状を抜け出せる可能性
は高いです．個人差がありますから本人さんの自覚があれば１日４回打ちを推奨します．
あと間食の問題ですが間食の摂り過ぎでメインの食欲がなくなるのは困りますが，大人と
違い間食は必ずとるものと考えて下さい．現在の２回打ちでは昼夕食前と眠前の１〜２時間
に１単位程度の間食は必要でしょう．でもそれは文面から見ると実行されているようですね．
学校での摂取は可能ですね？先生方や友人の糖尿病の知識がしっかりしているといいのです
けれど…
あと同年代の１型の子達との交流だけでなく，成人された１型の方と交流やアドバイスが
あれば，とても精神的に楽になられると思いますのでそういう機会があれば是非お話を聞い
て下さいね．
結論としてはインスリンは増やすべきであるが，出来れば強化療法に移行するのが望まし
いと云う事でしょうか．
この様に心配事はどんどん話したり聞いたりして，greenさん自身の無用な不安を取り去っ
て自信を持って糖尿病と子供さんに取り組んで下さい．
では(^-^)