治癒に関する高血圧症と糖尿病の認識の違いについて


投稿者 Yoshi (216.14.192.226) 日時 September 18, 2002 at 17:06:27:

以前、「摂生と加齢と検査値」の表題で質問させていただいた者です。
今回は一般的な質問をさせてください。
「高血圧(症)は治癒するが糖尿病は治癒しない」という認識は正しいのでしょうか?
ここでは、「本態性高血圧」と「U型糖尿病」に限ってお伺いしたいのですが、両方とも次の点でよく似ています。
1.発症には遺伝的要素と生活習慣的要素が関係する。
2.一般的には正常 →境界型 →発症の順番をたどる。
3.発症の診断基準は値(血圧、血糖値)がある限度を超えたことによる。
(血圧の場合は家庭内測定値も診断時重視される。糖尿病の場合はHbA1cやOGTT等異なる検査法の組合せで診断される)
4.値の正常範囲は合併症の発生リスクとの関係から設定される。
5.発症後は合併症を予防することが治療の目的となる。
6.食事療法と運動療法が治療の第一歩。
7.上記療法で値(血圧、血糖値)が正常範囲に下がらなかったら薬事療法を行う。

血圧の場合、一度「高血圧症」と診断されても降圧剤なしで生活改善により正常値が維持・継続できれば治癒したと考えられます。換言すれば「高血圧症」を発症した時点の生活習慣が不適切だったので、これを改善したことで高血圧ではなくなったと解釈できると思います。
しかし、糖尿病の場合は一度「糖尿病」と診断されると「治癒」はしないと言われています。
これは、発症後いくら生活改善をして血糖コントロールしても、一度入ってしまった「糖尿病のスイッチ」は元には戻らないということが医学的に証明されているということなのでしょうか?

いろいろ情報を探してみましたが、「糖尿病のスイッチ」に関して十分な解説を見つけられなかったので、お答えいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。


フォローアップ: