投稿者 ボマー 日時 1999 年 4 月 21 日 22:10:00:
回答先: Re: こんばんはあ 投稿者 みこみこ 日時 1999 年 4 月 21 日 01:34:09:
ども＞みこみこさん
ケトン体は高血糖の時や飢餓の時に体に増えるものです．なんだか正反対のようですが
実は体は同じ様な状況になっているのです．高血糖の時は体を動かすエネルギーとして
糖が使われない（インスリンが足りないから）ので栄養は血管の中を駆け巡るだけで実
際には何に役にも立っていないんです．
でも体を維持するためにはどうしてもエネルギー源がいるわけですから，脂肪なんかを
使ってエネルギーを生み出します．この時にケトン体が生まれるわけです．だから糖尿
治療中にケトンが出ると云う事は，うまくインスリンが働いていない→血糖コントロー
ルが悪いって事ですね．糖がエネルギーとしてうまく利用されていないと言い換えた方
が判りやすいかもしれません．
始め太っていた人が，糖尿病の悪化にともなってみるみる痩せるって事を聞いた事はあ
りませんか？実はこの時云ってみれば糖が利用できないので，自分自身をエネルギー源
として使ってしまっている訳です．
自分から食事療法で体重を落とすのとは全く意味が違うんですね．
蛇足ながら，糖尿病でない人が痩せる為には少々のケトンが出るのは仕方ないですね．
減量中のボクサーの方なんてケトン体，高いだろうなあ…